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キャスト コラム

16/06/28更新ファイナンシャルプランナー

“なぜファイナンシャルプランナーの資格を持っているのですか?”とよく聞かれるのですが…。実は、仕事で必要に迫られて取得したというのが答えなんです(笑)。

音楽大学を卒業後、ピアノの先生や音楽関係の仕事をしていました。その時ピアノの発表会の司会を頼まれることがとても多く、少し勉強をした方がいいかと思い、ラジオ局主催のアナウンス塾に通うことにしました。仕事をしながら週1回ほど通い、せっかくだからとプロ養成コースを受講していた時、たまたまラジオ局のアナウンサーに欠員が出てオーディションが開催されることに。受けてみたら?と声を掛けていただき、挑戦したところ、なんと合格!そこから月~金はアナウンサー、土はピアノの先生という生活がはじまりました(笑)。

そしてさらなる驚きは経済番組担当になったことで、配属は東京証券取引所内にある放送ブース。当時の私は新聞でも気になる記事(TV欄?)しか読んでおらず、株が何かもわからない状態でした。しかし株価やニュースを読む仕事からはじまり、経済番組のキャスター、経済誌の編集長にインタビューなども任されるようになり…。これはまずいと思い、わからないながらも少しずつ勉強をして、ファイナンシャルプランナーを取得しました。担当している番組がはじまる前に新聞各紙に目を通し、前日の終値をチェックし、専門家に今後の動きを聞き、自分でも情報を整理して予測するというようなことを毎日していたので、3年経つ頃には経済のことがだいぶわかるようになっていましたね。

時間や勉強に追われ大変な日々でしたが、東京証券取引所の株券売買立会場が閉鎖されることになり、その歴史的な最後の日に立ち会うことができ、さらに放送もできたことは私にとって宝物です。良い経験ができましたし、当時学んだことは今の私の生活にとても役立っています。


15/08/25更新長野のお庭

標高1350メートルの山の中にある長野の我が家。原野なので、マイドッグランを作ることができるほどの広さがあるのですが、お手入れがとても大変!5月から10月の間は帰るたびに草刈をしているという感じです(笑)。

でも草刈には標高が高いところにある庭だからこその楽しみがあります。それは一般の庭にはなかなか生えないような山野草や高山植物が自生しているのを発見すること。今、我が家にはウバユリ、マムシグサ、オダマキ、スズラン、レンゲツツジ、山ウドが自生しています。春には山ウドを天ぷらにしていただくこともあり、とても美味しいんですよ。もともと植物に詳しいわけではありませんでしたが、珍しい植物を見つけるたびにご近所の方に聞いたり、本で調べたりして徐々に覚えています。

庭はそのように自生したものと植えたものがミックスされた状態になっています。最近はご近所の方が1株植えていったマーガレットが広がりに広がって、庭の4分の1をマーガレットに埋めつくされました(笑)。また、住み始める前からある自生の山桜(我が家のシンボルツリー)には、今年キツツキが穴を4つもあけ、巣を作り、ピヨピヨとヒナの声が聞こえていました。巣立っていくのは嬉しいのですが、この後の木が心配です。

そして7、8年前に植えたブルーベリーの木がかなり大きくなり、庭の中で存在感を放っています。去年はあまり実を収穫できなかったのですが、今年は豊作の予感がしています。そのまま食べたり、食べ切れなかったら冷凍庫に入れておいてジュースにしたり、アイスクリームに混ぜたりして楽しみます。それにしても自生する野生の植物はおもしろいですね。発見すると草刈の苦労も忘れるほど!これからどんな植物に出会えるのかドキドキです。


写真1段目左から:我が家の庭、マーガレット、ブルーベリー、鹿が時々庭にやってきます
写真2段目:我が家の庭に自生した植物たち


14/09/30更新ショパン君のお友達~長野編~

我が家の愛犬ショパン君には東京に一匹、長野に一匹、とても仲の良いお友達がいます。今回は長野のお友達、パンジーちゃんをご紹介します。パンジーちゃんはお隣のご一家が飼っている女の子のワンちゃんで、年齢的にはショパン君が1歳ほどお兄さん。昔はショパン君のお下がりの洋服をあげるぐらい小さかったのに、今ではすっかり大きさが逆転しています(笑)。遊ぶ時はショパン君の目の高さや飛びかかれる高さに合わせて身体を低くしてくれる優しい子です。普段東京で暮らすショパン君と長野のパンジーちゃんでは走り回る距離や運動量に差があり、筋肉のつき方が違います。自然児(筋肉女子?)で元気なパンジーちゃんの勢いにショパン君はやや押され気味(笑)。でもそんなショパン君も、長野に来ると目つきや吠え方が変わります。マルチーズなのに狼の遠吠えのような吠え方をするんです。東京では感じないキツネ・鹿・きじなどの動物の気配を敏感に察知しているのかもしれませんね。

パンジーちゃんは私のことも大好きなので、私たちが長野に帰ってくるといつもこっそりと遊びにきます。どこからか“ふ~ん”と声が聞こえきて、もしかして来ているのかなと外を見るとだいたい草陰からじっとこちらをみています(笑)。おいでと我が家のテラスに招き入れると二匹で仲良く遊んでいます。長野に帰ってきて遊べる相手がいるのはショパン君にとっていいこと。パンジーちゃんのご一家にはお子さんもいるので、みんなで仲良くしていただいているという感じです。

パンジーちゃんは長野のお家の駐車場に赤い小縣号が帰って来る日をわかっていますね(笑)。今も我が家をじっと見ながら、待っていてくれていると思います。


写真:お隣のテラスとお庭にて


13/12/31更新スズメバチとの戦い

今年の夏、長野の家にスズメバチが巣を作りました。庭木を剪定しようと家の周りを歩いている時、偶然にも我が家に入るスズメバチを発見!すぐにスズメバチの研究をしている知り合いの方に見てもらったところ、家の屋根の内側に巣があるとわかりました。しかも壁との狭い隙間に高層マンションのごとく、積み重なっているそうで、家を壊さない限り巣は撤去できないとのこと。さすがにそれは難しいため、スズメバチの習性を活かした方法で駆除することにしました。いわゆる兵糧攻めのような作戦です。まず巣の出入り口の手前にネズミ捕りシートを仕掛け、出入りする働き蜂をキャッチし、巣に戻れないようにします。エサが運ばれず不足してくると、働き蜂の代わりに若い蜂がどんどん外に出てくるように。そうして巣の中にいるハチをどんどん外に出して、シートで捕獲してというのを2、3週間繰り返し、最後に女王蜂自らが出てくれば、駆除は成功です。捕獲したハチの数は500匹以上でした。最後の最後、ハチとともに蛾とこうもりがシートにくっついていたのにはびっくりしましたね。

実は家に巣を作られるのは4回目。作られる家は方角などで決まっていると言われますが、どうも我が家はぴったりなようで…。ハチだけでなく、キツツキに穴を開けられたこともあります。昆虫や鳥、動物が集まってくる自然あふれる長野の家では、都会ではなかなか経験できないことばかりが起こります。


13/05/21更新愛犬ショパン君 ショップチャンネルデビューの裏側

3月にオンエアされた“キャストのいち推し”のライブの中で、我が家の愛犬ショパン君がデビューしました!ご紹介する犬の首輪のモデル犬として出演するにあたり、事前にショパン君のカメラテストがありました。本番と同じ環境を作り、ライブ中多くの人がスタジオを出入りする状況の中でおとなしくしていられるか、カメラの動きに驚かないかなどの試験を受けたのです。

他にも使用する犬の人形を見ても興奮しないか、モニターに映る自分の姿に吠え掛からないか、高さのあるテーブルで静かに伏せをしていられるかなど、チェック項目はたくさんありましたが、結果は見事合格!何があってもおとなしく、いい子にしていて、驚くほどスムーズでした。朝10時から夜8時ぐらいまで、スタジオや控え室にいたのですが、人見知りもせず、みなさんに抱っこされたり、撫でられたりしても平気でした。その代わり、帰宅後散歩をしていたら、道行く人全員に吠えていました。どうやらショパン君は仕事とプライベートを分けているようです(笑)。

出演の1週間前にはサロンにトリミングに行き、いつもよりじっくり、3時間もかけてトリミングしていただきました。カメラテスト当日はショパン君用の控え室まで用意されていましたし、まるで芸能人のようですよね。実は愛犬が出演するのはこれが2匹目。ワンちゃんが出ることはなかなかありませんが、もし機会があれば、また共演したいと思っています。



12/01/24更新新しい家族

この度、我が家に新しい家族が加わることになりました。名前は“ショパン”君。真っ白なフワフワの毛がキュートな、マルチーズの男の子です。昨年、天国へと旅立った愛犬のパール君が忘れられず、彼に似た男の子を飼いたいとずっと考えていました。そんな折、とあるブリーダーさんのサイトで、パール君に似た美形のお父さん犬とお母さん犬を発見。少々気が早いかなとは思いながらも、パール君に似た子が産まれることを祈りつつ、まだ見ぬ赤ちゃんを予約しました。

そして先日、ついにブリーダーさんから赤ちゃん誕生の吉報を受け、運命の出会いを果たしたのがショパン君です。いまはブリーダーさんの元でスクスクと成長しています。長めに親元においた方が社会性を身に着けられますし、体力的に安定するまで同じ場所で育った方がよいのではと考慮し、もう少し経ってからお迎えに行こうかと思っています。とはいえ待ちきれず、何度も様子を見に行ったのですが、4兄妹の末っ子だからなのか、落ち着きのあるお兄ちゃんたちに比べて、ショパン君はとにかくワンパク。

思い起こせば、パール君もとにかくやんちゃで元気いっぱいでした。可愛いお顔だけでなく性格までも似たような子と縁があるとは、なんとも不思議なものですね。いまの楽しみは、お仕事が一息ついたときにブリーダーさんのサイトをのぞくこと。ショパン君の画像や動画を載せてくださっているので、眺めては幸せな気分に浸っています。パール君はピアノが大好きで、私が弾きはじめると寝てしまうというクセがあったのですが、今度のショパン君はどうかしら?どんな一面を見せてくれるのか、いまからワクワクドキドキしています。まずはゲージの中に入れて、ショパンの“ノクターン”を弾いて聴かせたいです。


10/07/20更新音楽のある風景

以前、お話した音楽の教員免許のほかに、あらゆる楽器メーカーのピアノ・電子オルガンの先生の資格を持っています。音大生時代、就職活動の一環として何かの役に立てばという思いから受験したのがきっかけでした。資格オタクでもあるんでしょうね。大学ではクラシックが専門だったので、ポップスやジャズといった違うジャンルの音楽を勉強してみたいという思いもありました。実際に、ピアノの教室で生徒さんに教えていたこともありました。そんな風に音楽は、まさに私にとってライフワークそのもの。ずっと音楽と触れ合って、教えていけたらと思っています。

将来的には、また長野で山暮らしをしながら家で音楽教室を開けたらいいなという夢があります。都会とは違って、24時間ピアノが弾ける環境ですし、薪ストーブが燃える部屋で愛犬を隣に、大好きなピアノを好きなだけ弾いている毎日を想像するだけでワクワクしてしまいます。

夢の実現のために、まずは家に合う薪ストーブが欲しいのです。色は赤。レンガを組み立てたりして煙突やパイプも赤で統一させて、素敵でしょう?薪ストーブを焚いて、その上にはお鍋がのっていて、中を開けるとあたたかいシチューが!そして、ピアノを弾きながらふと気がつくと外は雪。まさに“森ガール”ならぬ、“森の先生”ですね。心地よい自分の空間で好きなピアノを楽しむ…。私にとって、このうえない贅沢です。


10/03/23更新音楽の先生時代の思い出

音楽大学出身の私。新卒のころは、高校で音楽の非常勤講師として教壇に立っていたことがあります。教師を勤めていたのは農業高校で、自分で言うのもなんですが、新卒で若いということもあり、人気の先生でした。なにせ、全校生徒の5分の4は男子で、寮生活の子がほとんどだったからです。年齢もそう離れていませんし、お姉さん感覚だったのでしょうね。休み時間はいつも生徒に取り巻かれ、教室へ追い返すのに必死でした。下駄箱にお花が置いてあったこともありました。

全校稲刈りやクラス対抗茶摘み合戦といった独特の学校行事もあり、私自身、楽しい経験をたくさんしたように思います。音楽の授業も、高校だけに自由度が高く、おもしろかったです。近所のお寺の和尚さんに合唱を聞いていただいたり、イメージ豊かに作曲の授業を行なったり、あるときは、ドラム缶などのガラクタで楽器を作らせ、即席演奏会を開いたこともありました。道具がそこかしこにありましたから、生徒の想像力もふくらみます。それに、男の子は何かを作っている間はとても静かでしたしね。

今、思い返してみると、そんな授業ばかりしていました。先生時代のことは本当によい思い出です。当時の生徒の何人かとは、年賀状のやりとりなどで今も連絡をとっています。もうお子さんが大きくなっていて驚くこともあります。また、私がショップチャンネルに出演しているのを知って、連絡をくれる生徒もいるんですよ。嬉しい気持ちになります。


09/08/18更新パール君のごはんづくりに凝ってます!

我が良き相棒、愛犬パール君は2009年で15歳。昨年は病気もしましたが、おかげさまで今は元気に暮らしています。そんなパール君のために、いつも頭を悩ませるのは健康第一のメニュー。いろいろな食材を考える中で、最近凝っているのは“馬肉”です。以前から馬肉に関しての評判は聞いていましたから、ペット用の質のよい馬肉を買い込み、ナマであげてみることにしました。彼はもう歯は強くありませんが、飲み込むような勢いで美味しそうに食べてくれます。ただ、馬肉はとても高価…。毎日というわけにもいかず、“馬・牛・牛・馬・牛”くらいの割合であげています。ちなみに牛肉は半ナマです。少し湯がいてやるようにしています。

馬肉効果を実感したのは、2~3週間たったころからでした。だんだん毛ヅヤがよくなり、後ろ足の立ち方がしっかりしてきました。以前はソファの上に上るのも一苦労だったのに、階段が上れるようになりました。やっぱり食事は大切だなあと思います。

それに、どうやら肉食動物として生来の野性本能が呼び起こされたのか、たまに“スーパー・パール君”が出現します。遊びの時間に興奮する姿は、まるで出走前の馬のよう。後ろ足を鳴らしているように見えてなりません!?先日など、軽い白内障で目が見えにくいにも関わらず、ピカピカに磨き上げた窓ガラスに向かって全力疾走!ガラスの存在がわからずに激突してしまったようです。本当に心配しましたが、ケロっとしていました(笑)。これからも、私と一心同体!いつまでも元気でいてほしいと思います。


09/03/10更新長野の山のパワーフード

ここ最近は忙しく、あまり長野の家に帰れないでいます。冬場は何よりも雪のため。車で帰ったら、まず雪かきをしなければ車庫入れすらできませんから。そう思うとつい、足が遠のいてしまいます。春の始めごろは、フキノトウが出て、ボウル5杯くらい摘んでフキミソなどを作る季節です。他にも水に浸けてから刻み、鰹節で炒めても美味しく、今年はなかなか行けなかったのが残念!庭で摘んで足りないようだと、山にも採りにいきます。どこに穴場スポットがあるかはバッチリわかっていますからね。

また、タラの芽やワラビは近所の方からよくいただきますし、山ウドは自生で生えてきますから、天ぷらにして食します。そんなふうに、春は山菜でしょう。秋になると、今度はきのこの季節です。シイタケやナメコは、丸太に菌を植えて2~3年放置してあり、生えてきたら採って食べています。ナメコはパスタにおすすめ!結構合うんですよ。

夏は夏で、庭で植えた覚えのないトマトが育っていたりします。鳥がトマトをくわえてきて落としていったのかもしれません。ベリー類も結構育ちます。イチゴやラズベリー、ブルーベリーなど、寒さに強い品種を選んだためか、特に世話もしていないのに豊作続きです。来年は、枯れてしまったラベンダー畑にブルーベリーを植えて、一大ベリー畑にする予定!うまくいったらご報告しますので、お待ちくださいね。


08/12/09更新ミニ・ピアノコンサート

最近は“ピアノを弾くこと”にかなり意欲的です。ときどきですが、ヴァイオリニストの白井崇陽さんと、小さなお店で一緒にミニコンサートを開いています。レパートリーは少ないながら、よく知られている名曲や、私が作曲した「アカシアのきもち」を披露。涙を浮かべて感動してくださる方もいるんです!ピアノを弾いて“よかった”と思う瞬間ですね。ただ、練習や音合わせは大変。1回か2回だけで本番なのでドキドキです。私の場合、何か機会がないと練習しないタイプです。だから、先にコンサートという“目標”を作って練習しようという目的もあったのかもしれません!?

普段の練習はお仕事の後なので、1時間ほど指を動かす程度。そして、お休みの日に2~3時間、まとめて練習しています。少しずつでも弾いていないと指が動かなくなってしまいますからね。もちろん、ピアノを弾くために爪も短めにしています。ただ、番組中、商品をご紹介していると指先がアップになるので、アップにも耐えられ、ピアノも弾けるギリギリの長さでキレイに見えるようなネイルを心がけています。

本当は好きなジャズも、コンサートで弾きたいのですが、今はあまりチャレンジしていない状況です。ジャズピアノの学校に通ったこともあるほどなのに、ジャズのリズム感には恵まれていない気がして…(笑)。今後の目標として、また練習を続けようと思います。


08/07/15更新勉強すること

実は、ファイナンシャルプランナーの資格を持っています。ショップチャンネル内で、個人的に「保険を切り替えようと思うんだけど…。」といった相談を受けることもあります。ただ、この資格には2年に1度、“資格更新”があるのです。“ファイナンシャルプランナー協会”の教育制度で、税金や投資、年金制度など、新しい制度に対処できているかどうか、チェック機構として、2年ごとに単位を取得しなくてはなりません。

私の場合、ちょうど昨年末が受講期間に当たり、アニバーサリーのシーズンにぶつかったこともあって、更新までに受講が間に合うかとハラハラしながら通いました。“勉強すること”からしばらく遠ざかっていたものですから、たまに机に向かうと新鮮です。自分のためのチェックにもなりますし、勉強はいくつになっても楽しいものだと思います。

でも、キャストとして、ご紹介する商品のことを勉強するほうが大変かもしれません!覚えるべきこと、勝手に発言してはいけないこと。若いころにこれだけ熱心に勉強していたら、一流大学に入れていたかも、なんて思ってしまいます。これからも誠意をこめて商品を知り、楽しくご紹介していきます。ご期待くださいね!


08/04/29更新“おしゃべり”が好きになったきっかけ

私の職業はキャスト、“話すこと”がお仕事です。そんな私ですが、子供のころは恥ずかしがりやで、授業中に先生に指されても小さな声で答えるのが精一杯なほど、話すことが苦手でした。学校の通知表にはたいがい、“手をあげて自分の意見を言える子供になりましょう”と書かれていました。ピアノを弾いていたのはきっと、言葉にできない思いを音に託して表現していたのかもしれません。

それが180度変わって、おしゃべり好きになったのは、音楽大学に進学したことがきっかけです。少し前、音楽大学をテーマにした漫画がブームになりましたが、あれを見たときは懐かしい気持ちになりました。私の大学も同じように自由な校風で、学生は皆、個性が違って当たり前、人と同じはイヤという子ばかり!お友達もたくさんできて、そこから“話すこと”が好きになりました。また、ちょうどそのころ、ピアノのデモンストレーターのアルバイトを始めたことも大きかったと思います。ピアノを弾きながら商品を説明するのですが、話し方講習を受け、人前で話すことに慣れていきました。その後すぐ、演奏会の司会もこなすまでになりましたから、かなりの変身ぶりだったと思います。

今では、「もうやめて!」と言われても、ずっと話し続けているような人間です(笑)。ショーなどでは、時にひとりで商品について10分以上も話し続けることがあり、たまに息継ぎを忘れて苦しくなってしまいます。そんなときは、ご覧になっているお客様から気づかれないかと、少し冷や冷やします。気をつけなくては!


07/10/30更新長野の冬

好きな季節は冬。山暮らしをする長野の家に帰ったときの雪景色は本当に美しいものです。今は、長野へは1~2週間に1度のペースで帰っていますが、長野に居を定めていたときは、水道管凍結の危険や雪かきの大変さから、そこまで冬が好きにはなれませんでした。私にとって山暮らしは、このくらいのペースがちょうどいいのかもしれません。長野の雪はさらさらのパウダースノーで、落葉松の上に雪が積もり、きらきら光りながら風に舞っていきます。天候や日差しの当たり方によっても見え方が違いますし、いつまで見ていても飽きません。

ただ、広い村にはコンビニが2つ、小学校や中学校が1つ、バスも1日に数えるほどしか通りませんから、車が故障したら大変です。10kmも離れた店まで徒歩では買い出しに行けないでしょうし、大雪が降ってしまったら、個人の力でどうにかできるものではありません。ですから、村の方たちとのコミュニケーションは楽しいばかりでなく、ありがたいと思いますし、助け合うことも必要と感じます。「今度はいつ帰るの?」なんて声をかけられると本当に嬉しいものですよ!

東京からはRV車を運転して帰るので、雪道でのサバイバルに備え(?)、寝袋を積み、チョコレートを常備しています。席を倒せば、愛するわんこ、相棒のパール君と一緒に寝ることもできますから、2~3日なら車で暮らしても大丈夫!“備えあれば憂いなし”ですよね。



07/04/17更新その後の山暮らし

長野での生活と東京の生活というスタイルは、ドアトゥドアで2時間弱ですし、日帰りであっても月に2回は帰るようにしています。帰ると地元の方に「馬肉をご馳走するからおいで!」なんてご招待を受けます。東京生まれだからでしょうか、とれたてのおいしい野菜が食べられる、ゆっくりした暮らしがとても幸せに感じます。それに山に行くと“無”になれる気がします。いろいろなことをリセットして、また明日から頑張るぞって気持ちになれるんです。

よく「肌がキレイですね!」と誉めていただくのですが、秘訣は山暮らしの天然効果、湧き水効果、温泉効果、そしてよく眠ることかもしれません。家から車で5、6分のところに湧き水を汲みに行って飲用したり、顔を洗ったり…。源泉かけ流しの温泉もありますから。天然のミネラルが豊富で、入ったあとはすべすべの感触!お肌には山暮らし、おすすめします(笑)。

ただ、最近は、家のメンテナンスか庭の手入れ、草刈りくらいしかできなくて悲しい!元気がある植物がベリー類くらいしかなくなってしまいました。時間をとってお手入れしなければ!


07/01/23更新良き相棒、愛犬パール君

私のパートナーは、12歳の愛犬、マルチーズのパール君です。いくらか歯も抜けてしまったおじいちゃん犬なのですが、もう、いつもいっしょ!寝るときもいっしょ!長野に帰るときも当然いっしょです。パール君は、東京と長野で性格が変わります。なんと、山に帰ると遠吠えするんですよ!マルチーズなのに、気分は狼かコヨーテ!?山に入ると本能が呼び起こされるのでしょうか(どうやら人間もそうらしい…)。

長野にもお友達犬がいて、向こうが気に入っているみたい。車も大好きで、ドアを開けると1番に乗り込みます。それに、1度降りたサービスエリアを覚えていて、そこを通り過ぎようとすると“フゥー”って鳴いて教えてくれるんですよ(笑)。車のドアも窓も閉め切りなのに、なぜわかるの?っていつも思うんです。そして、私のお休みの曜日を知っていて、仕事の日にお留守番なのは仕方ないけれど、お休みの日に自分がお留守番は許せないみたい。ワンワン吠えて主張します。

近所にドッグカフェがあるので、たまにパール君を連れて遊びに行きます。そこでは犬が食べられるオーガニック素材を使って、お誕生日にケーキを作ってくれます。じゃがいもやにんじんなどをこねたもので犬の顔をデザインして、とても可愛らしく仕上げてくれます。パール君も喜んで食べるんですよ!


06/08/22更新アカシヤの樹を見ながら作曲

長野で暮らす家のお庭に、父と一緒に植えたゴールデンアカシヤの樹があります。以前、番組中に私のオリジナル曲を披露させていただいたことがありましたが、実は、そのアカシヤの樹を見ながら作曲したものでした。

ゴールデンアカシヤの樹は葉が美しく、ちょうど部屋の窓からみえる位置にあり、窓辺には電子ピアノを置いています。たまたま、早朝5時に目覚めた時、樹を見あげながら、なんとなくポロンポロンとピアノを弾きはじめました。そうしたら、思いがけなく、すごくいい曲ができました。嬉しくて、その場でMDにおとし、譜面も起こさずにライブで演奏させていただくことになりました。演奏終了後、お客様や周囲から「いい曲ですね」と好評をいただいて感激しましたね。

曲が浮かんだときは、自然の力の大きさを感じてしまいました。アカシヤからパワーをもらったような気がします!気持ちが“無の世界”になるっていうのかしら。心地よく穏やかに導かれ、とても優しい気持ちになれたんです。長野の暮らしは、創作するのにとても適した環境だと思っています。この暮らしを大切にしたいですね。


06/07/18更新音楽活動

長野での山暮らしで楽しみなのが、年1回開かれる夏の「ピクニックコンサート」です。山のスキー場に舞台を設置して、フェスティバル気分で楽しみます。私が司会を担当させていただいていますが、司会だけでなくパラグアイハープの演奏者としても出演することがあるんです。当日は、ハープをケースに入れて、自分で車で運んだりするんですよ。

山に向かって屋外でハープを弾くのってとても気持ちが良いんです。音が、風に乗って聴いている人々の耳に流れていく…。とても幸せな気分になります。「ピクニックコンサート」の楽しさは、通常のコンサートと違って、とっても自由な空間が広がっていることです。

草の上に寝転がって空を眺めようが、仲間とバーベキューをしようがOKです。舞台の上に上がって踊り出す人もいますし、ワンちゃんも辺りをゆっくり歩いています。外国人の方もたくさん見にいらしていて、なんだか「ここは本当に日本?」という気分にもなるほど、開放的で素敵な雰囲気です。今年も楽しみにしているんですよ。


06/04/04更新ピアニスト歴ウン年?

音楽大学出身なので、ピアノの先生歴は20ウン年(笑)。また、4~5年前くらいからは、パラグアイハープ(アルパ)という130cmくらいの小型のハープを弾いています。重さ5kgくらいと軽い楽器なので、車で持ち運びOK!自分で会場に持って行って、演奏して、撤収して、みたいな、セルフサービス精神で演奏活動に励んでいます(笑)。

今、長野で山暮らしをしているんですが、地元のオーケストラと一緒に野外コンサートをしたことがあったんです。山に向かって演奏するのは、すっごく気持ちがよかったですね!お客さんもノリノリでした!そうそう、ショップのライブ中にも演奏したことがあるんですよ!明け方の4時に弾いたことは忘れられないですね!

私は、キャストの仕事は音楽に通じるものがあると考えているんです。例えば、ジュエリーって、デザイナーなどの独自の世界観が込められているし、身につけたときにエネルギーを感じさせますよね。それをいかにご紹介するかは、キャスト(=演奏者)の表現にかかっていると思うんですよ。


05/11/15更新ビバ!山暮らし!

実は長野県在住の私。今は、東京と行ったり来たりの生活が続いています。山暮らしがしたくて、6年ほど前に思いきってログハウスを購入!空気は薄いし、冬は氷点下で水道が凍ってしまうような所ですが、帰れるときは、週末に車を運転して帰るんですよ!

趣味はガーデニング!というより、クワやスキを使った畑仕事に近いかな(笑)。せっかく植えたスイセンの球根などを鹿に食べられたり、軒にはキツツキが穴を開けたりと、結構環境は苛酷ですが、自慢のハーブ園(ここまでくるのにはタイヘンでした!)で栽培したミントやレモンバームでお茶タイムを過ごす瞬間、とても幸せな気分になるんです。テラスにお客様を招待することも!まさにオーガニックライフ満喫って感じです!

また、ピアニストとしては、24時間ピアノが弾ける環境もうれしい!白いグランドピアノを置いているので、好きなときに弾いたり、作曲活動に専念することも。地元の音楽友達たちと、週末に集ってパーティーやセッションなどもワイワイ楽しんでいますよ。



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